オーディション概要 オーディション概要

オーディション課題概要 オーディション課題概要

出版社から翻訳依頼を受けた書籍の翻訳者を選出するために、出版翻訳オーディションを開催します。
翻訳出版を予定している原書の一部(1000words程度)を課題文として出題します。
会員専用の【マイページ】に掲載された課題文(メールでも同時配信)を翻訳し、同ページから訳文を登録すれば応募完了!

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第621回

出題日 2019/08/07
締切日 2019/08/21
原題Mango(『The Bamboo Clapper Essays』より)
原書言語英語
訳書言語日本語
原著者Mya Zin (Win Pe) writing as Zagadaungzar
訳書名 バンブー・クラッパー
ジャンル文学・美術・工芸・映画・音楽
ジャンル詳細文学・フィクション全般・エッセイ・詩
原書出版社Seikku Cho Cho
訳書出版社株式会社トランネット
出版形態電子書籍+紙書籍(プリント・オン・デマンド形式になる予定)
募集内容上訳
内容トランネットが翻訳出版を行う「アジアの短編翻訳プロジェクト」第4弾!
今年の4月から始まった短編シリーズの最後を締めくくるのは、ミャンマーの作品『The Bamboo Clapper Essays』(原書は英語)です。

2011年3月、約50年の長きにわたった軍政に終わりを告げ、民政移管したミャンマー。その後は世界の企業が続々と進出して経済発展を遂げる一方、文化交流も年々盛んになっています。このような中、国際交流基金アジアセンターの招待により、今年の3月に小社の近谷が作家の田口ランディ氏とともにミャンマーを訪問。最大手出版社であるSeikku Cho Choを訪れた際、同社社長のSan Oo氏から手渡されたのが『The Bamboo Clapper Essays』でした。

今を遡ること約半世紀前、1960年代のミャンマー(当時はビルマ)が、東南アジア諸国の中でも最も豊かな文化を謳歌していたことはあまり知られていません。本書の著者、Win Pe氏(1927~)は、ビルマでは珍しい英字新聞『Working People's Daily』を立ち上げ、主に60年代の半ばから後半にかけ、英語でコラムやエッセイを発表し、ビルマの文化を世界に紹介しました。同時に、世界の情勢を国内に伝えることで、ビルマと世界の橋渡し役となったのです。ビルマの文化や風習から社会風刺に至るまで、機知とユーモアに溢れた筆致で綴られているこれらのエッセイは、今日読み返してみても全く色褪せていないどころか、フェイクニュースや耳触りのよい安直な情報に溢れてしまった現代に新鮮な輝きを放ちます。

『The Bamboo Clapper Essays』は、『Working People's Daily』に掲載されたエッセイから50本を厳選して、2015年にミャンマーで書籍化されました。アジアの短編翻訳プロジェクトではここからさらに絞り込み、翻訳者に選ばれた方には、「Zagadaungzar」「Self Discipline」「Lights」「Burmese Food Beliefs」「Durian」「Mango」「Coconut」「The Brain」「Marking a Book」「Animal Talk」の10本のエッセイを翻訳していただきます。今回のオーディションは、その中から「Mango」を課題として出題します。

なお、アジアの短編翻訳プロジェクトのオーディション全4回の課題作と、2~5月に『通訳翻訳ジャーナル』で開催された誌上翻訳コンテストの課題作『a tiny space』の訳書5作品は年内に刊行する予定です。

(※課題文翻訳の際、内容説明の中で使われている語や文を訳文に反映する必要はありません)
分量日本語仕上がり約60枚(1枚=400字)を1名で翻訳。
翻訳時期2019年9月上旬翻訳開始。2019年10月半ば翻訳終了予定。
訳者名表示あり
支払形態印税(紙の書籍:印税6%、電子書籍:トランネットへの入金額の10%)。ただし、前払い印税として書籍刊行時に7万円(消費税別/源泉徴収前)をお支払いします。

オーディション結果

入賞者 camomile

こちらでは課題概要と課題文の一部を掲載しています。 全文はマイページへログインの上、ご確認ください。

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