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第216回
出題日 | 2004/12/28 |
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締切日 | 2005/01/11 |
原題 | The Terminal Man---The extraordinary true story of the man who has lived in an airport for sixteen years |
原書言語 | 英語 |
訳書言語 | 日本語 |
原著者 | Sir Alfred Mehran and Andrew Donkin |
訳書名 | ターミナルマン |
ジャンル | 文学・美術・工芸・映画・音楽 |
ジャンル詳細 | |
原書出版社 | Transworld Publishers |
募集内容 | 上訳 |
内容 | 年末特別企画・第二弾! 映画『ターミナル』の原作本となった真実の物語。 「2004年の今も、わたしはド・ゴール空港・第1ターミナルの赤いベンチで待っている。いつか、わたしの本当の母親のことを知っている誰かがこの本を読み、わたしの誕生について詳しく書いた手紙を寄こしてくれるかもしれないという一縷の望みを抱いて…」。1987年、イギリスへ向かう途中で、自分の“難民認定証明書”を誤って手放してしまった亡命イラン人のアルフレッド・メヘラン。イギリスへは、生まれてまもなく離別した実の母親を探す手がかりを求めての渡航になるはずだった。入国を拒まれたロンドンから、フランスへ強制送還されたメヘランは、そのまま空港に留まることを余儀なくされる。空港の外へ出れば、不法移民として当局に逮捕されてしまうからだ。その後の空港内での生活は、映画『ターミナル』の主人公が過ごした9カ月をはるかに凌ぐ16年間にも及ぶことになる。生活費は、空港で通訳の仕事をしながら稼ぎ、食事はもっぱら館内のファースト・フード店で取る。身体は、誰もいない朝早くに洗面所で洗う毎日が続く――。本書は、イランの独裁政治、出生の秘密、そして難民認定証明書をめぐる官僚主義に翻弄され、人生を見失ってしまった一人の人間の物語である。「ターミナル内では手荷物から目をお離しにならないように…」と、本文中で繰り返される館内放送が、空港内にいるような錯覚を起こさせ、いやでも気分を盛り上げる。心理的な描写も巧みな、文芸色の濃いドキュメンタリー作品である。 |
分量 | 日本語仕上がり約600枚(1枚=400字)を1名で翻訳。 |
翻訳時期 | ~2005年3月中旬 |
訳者名表示 | あり |
支払形態 | 買切り |
入賞者 | A.最所 |
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