オーディション課題No:621
翻訳者 | 鴨志田恵 訳 |
---|---|
訳書名 | バンブー・クラッパー(第621回オーディション課題) |
原書名 | The Bamboo Clapper Essays |
原著者 | Mya Zin (Win Pe) writing as Zagadaungzar |
原書言語 | 英語 |
訳書言語 | 日本語 |
ジャンル | 文学・美術・工芸・映画・音楽 |
ジャンル詳細 | 文学・フィクション全般・エッセイ・詩 |
訳書出版社 | 株式会社トランネット |
訳書刊行日 | 2019/12/27 |
出版形態 | 紙と電子 |
販売サイト |
https://bccks.jp/bcck/161947/info |
《Read Asia アジア文芸シリーズ》
今を遡ること約半世紀、1960年代のミャンマー(当時はビルマ)が、東南アジア諸国の中でも一際豊かな文化を謳歌していたことはあまり知られていない。
本書の著者は、ビルマでは珍しい英字新聞『Working People's Daily』を立ち上げ、主に1960年代の半ばから後半にかけ、英語でコラムやエッセイを発表し、ビルマの文化を世界に紹介すると同時に、世界の情勢を国内に伝えることで、ビルマと世界の橋渡し役となっていた。
ビルマの文化や風習から社会風刺に至るまで、機知とユーモアに溢れた筆致で綴られているこれらのコラムやエッセイは、今日読み返してみてもまったく色褪せていないどころか、フェイクニュースや耳触りのよい安直な情報に溢れてしまった現代にあって新鮮な輝きを放つ。