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原題 Things No One Will Tell Fat Girls
著者 Jes Baker
分野 自己啓発
出版社 Seal Press
出版日 2015/11/17
ISBN 978-1580055826
本文 自身も太めである著者は、26歳のときにあることに気づいた。「これから先ずっと自分のことを嫌いでいなくてもいいのでは?」それは大発見だった。

「太っている」ことへの反感は社会によってつくられたものだ。著者はそんな逆風にもめげず、あっけらかんとfatという言葉を繰り返し使う。自分の体型ではなく世界を変えればいいのだ。アバクロンビー&フィッチに対して展開した「太っていても魅力的でいられる」というキャンペーンは、さまざまなメディアにもとりあげられた。
http://www.themilitantbaker.com/2013/05/to-mike-jeffries-co-abercrombie-fitch.html

「他の人と張り合うことや理想とされる体型と比較することに意味はない。サラダを食べたからといって天国に行けるわけではないし、パイを食べてしまったからといって自分のことをダメ人間だと思う必要はない。食べ物はただ味わえばいいのだ。いちいち理由づけをして話すのはやめよう」

著者は本書で、ボディ・イメージの歴史を紐解き、肥満や自分の体を好きになることについて、自身の体験も交えながら率直な意見を述べている。そして、あらゆる世代のあらゆる体型の女性に向けて、自分の体をもっと好きになろうと呼びかけ、体をポジティブにとらえて健康的な心を保つ考え方を提案する。