原題 | The World of Department Stores |
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著者 | Jan Whitaker |
分野 | 美術/歴史/文化 |
出版社 | Vendome Press |
出版日 | 2011/12/1 |
ISBN | 978-0865652644 |
本文 | 名だたるブランドの品々を一度に見つけることができる場所。最新のコレクションをいち早く紹介してきた場所。豪華な調度品で贅沢な気分を味わいながら、化粧品から靴まで選べ、食事もできて、髪を整えることもできれば、アートの展示を楽しむこともできる場所――。 19世紀から現在に至るまで2世紀近くにわたり、百貨店はその形を時代に合わせて進化させながら、あこがれの場所として人々の心をつかみつづけてきた。百貨店は単なる「モノを買う店」ではなく、ある種の社会的インフラストラクチャーとして機能し、特に女性にとっては社交や文化的な体験の場所でもあった。また、流通の形や買い物という体験自体を革新させた場所でもあったのである。 本書では、日本を含む世界中から集められた膨大な資料をもとに、さまざまな具体例を挙げながら、壮大な建築、ウィンドウや店内のディスプレイ、文化装置・テーマパークとしての取り組みなどの重層的な視点から、百貨店のたどってきた歩みを俯瞰していく。 |