原題 | Death and the Afterlife: A Chronological Journey, from Cremation to Quantum Resurrection |
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著者 | Clifford A. Pickover |
分野 | 社会科学/文化人類学 |
出版社 | Sterling |
出版日 | 2015/10/6予定 |
ISBN | 978-1454914341 |
本文 | 死の必然と神秘は、歴史を通して、芸術家、科学者、哲学者、医師、神学者を魅了してきた。 パピルスに絵とヒエログリフで死後の世界への道のりを描いた古代エジプトの『死者の書』、古代インド発祥でアジアに広く知られる死神ヤマと、ヤマを倒すヤマーンタカを描いたチベットの絵、ギリシャ神話の黄泉の国を描いたフレスコ画、中世ヨーロッパ人が想像していた「地獄」を描いた絵、ヨハネの黙示録の四騎士のなかの「蒼ざめた馬」の絵など、死と死後の世界について絵画が語ってくれることも多い。 本書にはさらに、燃え盛る炎の上にかけられた大釜に入れられたり、手足を縛られて吊るされたり、獣に食いちぎられたりする人間たちや、黒雲の下、死神に追われるようにしてあの世の川を渡る船に乗り込む死者たち、大量虐殺の末に残った頭蓋骨の山など、普段目にしないような暗くグロテスクな絵や写真が集められており、さまざまな時代と場所で人間が死の神秘を追求しようとした形跡を見ることができる。 |