ブックレビュー詳細

ブックレビュー

出版社の皆様へ

原題	Learning to Learn: Why Being Smart in the Information Age Isn’t Important–and Why Learning Is
著者	Ulrich Boser
分野	教育／認知科学
出版社	Gillian MacKenzie Agency
出版日	2015年刊行予定
本文	学習は呼吸と同様、人間にとって欠くことのできないものだ。誰もが生活を通して、意識的に、あるいは無意識に、学校で、職場で、家庭で行っている。しかし、「学ぶ」とはどういうことだろう？長い間、学習＝事実の詳細を勉強し、憶えることだった。博識になるため、そしてその知識を社会に適用するために人は学んできた。しかし、学習へのこのアプローチは、私たちが生きる現代にはそぐわない。インターネット時代になり、情報は突如安いものになった。世界中でいつでもすぐにほとんどすべての情報にアクセスできるようになり、新しい技術と情報を手に入れる方法と理由が劇的に変化した。今必要とされるのは、新しい知識を作りだす能力、そして、問題とその解答にたどり着く方法を創造的に考える能力である。「読み書きそろばん」と知識の詰め込みではもう足りない。従来の教育観に警鐘を鳴らし、この情報化時代において最善の学習方法を提案する。