原題 | A River of Words: The Story of William Carlos Williams |
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著者 | Jen Bryant(文)、Melissa Sweet(イラスト) |
ページ数 | 34ページ |
分野 | 絵本/伝記/詩 |
出版社 | Eerdmans Books |
出版日 | 2008/7/1 |
ISBN | 978-0802853028 |
本文 | 本書は、アメリカの詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの伝記絵本である。ほかにも何冊か伝記絵本を手がけているジェン・ブライアントの文章に、日本でも人気の絵本画家メリッサ・スイートがイラストを付けたものだ。 ウィリアムズの有名な詩を取り込み、水彩画や活字、手書き文字、布など、さまざまな素材で構成したカラフルでダイナミックなコラージュは見事であり、2009年コールデコット賞銀賞を受賞している。対象年齢は7歳以上。子供たちはきっと、詩に興味を持ち、自分でも作ってみたいと思うだろう。巻末には年表と、興味が湧いた読者のための参考書紹介も載っている。ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの詩が好きな人や、大人の絵本ファンも必見の美しい一冊。 * ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(1883~1963)は20世紀アメリカを代表する詩人。生涯、生まれ故郷のニュージャージー州ラザフォードで町医者をしながら詩を作る。代表作は『赤い手押し車』『ブリューゲルの絵、その他の詩』『パターソン』など。アメリカの現代詩に大きな影響を与えた。 |