ブックレビュー
| 原題 | Emotional Fitness at Work: 6 Strategic Steps to Success Using the Power of Emotion |
|---|---|
| 著者 | Barton Goldsmith |
| ページ数 | 224ページ |
| 分野 | ビジネス／自己啓発／心理 |
| 出版社 | Career Press |
| 出版日 | 2009/9/20 |
| ISBN | 978-1601630810 |
| 本文 | 世界経済は崩壊の一途を辿りたどり、ビジネスマンたちは大きなストレスに晒されてさらされている。仕事を失いたくない人、自分の会社を潰したくないリーダーは、“感情”の力の扱い方、利用法を学ばなければならない。本書には、感情の力を巧くうまく利用したビジネステクニックや戦略が詰まっている。管理職に就いている人にとっては、感情がいかに部下に影響を与えるかを心得て、理解ある評価をし、有能なチームを作るのに役立つだろう。 社内のネガティブな感情は収益にも響くし、そのためにセラピストを雇う会社もある。成功するためには真の感情を伴った目標を設定する必要がある。つまり目標は、心から達成したいと思うもので、SMART【Specific（具体的）、Measurable（測定可能）、Achievable（達成可能）、Realistic（現実的）、Timely（時間制約のある）】でなければならない。しかし、人は往々にして自分自身のためではなく、上司を喜ばせるための目標を作りがちだ。リーダーの中には職場から感情を排除しようとする者もいるが、感情は恐れるのではなく、利用するべきだ。心のこもった目標は必ず達成される。健全な感情こそが最高のビジネスツールとなる。 各章の冒頭には、ゲーテ、リンカーン、アインシュタイン、シュバイツァー、カーネギー、ケネディーケネディなどの名言が掲げられている。また、“冷静さを保つための10カ条”のように、チェックポイントが箇条書きで簡潔にまとめられていて、わかりやすい。 本書では、以下のテーマを扱う。 ＊不況を克服するために感情を用いる ＊ネガティブな思考がいかに収益に影響を与えるか ＊上のレベルに到達させるために、チームを心底やる気にさせる ＊職場での不安や気の滅入りを軽減させる ＊責任を引き受け、有益なものにする |
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