原題 | How Do We Fix This Mess?: The Economic Price of Having it All, and the Route to Lasting Prosperity |
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著者 | Robert Peston |
分野 | 政治/経済/金融 |
出版社 | Hodder & Stoughton |
出版日 | 2012/9/27 |
ISBN | 978-1444757095 |
本文 | いかにして現在の世界的経済危機がもたらされたか、そこからどうやって抜け出せばいいのかを、著者特有の歯に衣着せぬ率直な物言いで語る。 1992年~2008年にかけて続いた記録的な経済成長は、数字が示すような経済的奇跡などではなく、危うい幻想の上に成り立つものだった。それが最もわかりやすいのは、イギリスもアメリカも長年にわたって収入以上に消費していることを全く気にかけなかったことだ。だが、負債を永遠に増やし続けることなどできはしない。2007年~2008年にかけての金融危機、その後に続く経済不況に至ってようやく私たちは返済できる以上の金を借りていることに気づいたのだった。 間違いを犯したのは誰か? 銀行? 投資家? 政府? 欲深さ? 無能さ? 怠慢? 政府はどんな役割を果たしたのか? その一部である我々は、消費者としてどんな役割を果たしたのか? この困難な状況を乗り越え、借り入れや消費に頼るのではなく、投資や輸出を基礎とした、より持続可能な経済へ移行するにはどうしたらいいのか? 厳密な調査に基づく明確な理論によって、この経済問題を解決する常識的な方法が順を追って明らかになっていく。 |