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原題 La guerra de las brujasシリーズ
著者 Maite Carranza
分野 フィクション/ヤングアダルト
出版社 Edebé(スペイン)
出版日 第1作2005ページ/第2作2006ページ/第3作2007ページ
ISBN 第1作978- 8423674908/第2作978-8423678512/第3作978-8423674916
本文 はるか遠い昔より、魔女の一族オマールは、残虐な魔女オーディッシュ一族の迫害を避け、魔女たちの戦いに終止符をうつと予言されている「選ばれし娘」の到来をひたすら待ちながら、ひっそりと暮らしてきた。星は告げていた。その到来の日は近いと……。

本シリーズは3部作で、2005年に第1作『El clan de la Loba(狼の一門)』、2006年に第2作『El Desierto de Hielo(大氷原)』、2007年に第3作『La Maldición de Odi(オディの呪い)』が発表された。第1作は、14歳の少女アナイッドが、自分が魔女であることを知ってから母セレーネを救い出すまでの冒険と成長の物語。第2巻は、セレーネが17歳だったときに始まる、アナイッドの出生にまつわる物語。第3巻は、アナイッドがその出自ゆえに他者から拒絶され、裏切りや嘘に囲まれ、己のエゴや欲望に負け、過ちを犯しながらも、最後には愛によって救われて、魔女たちの争いに終止符をうつまでの物語となっている。

テレビ脚本家である著者ならではのリアルな会話、人物設定はもとより、スペイン北部のピレネー地方に実際にあった魔女文化の人類学的考察をもとにしていることが作品に現実味を与えている。

スペイン国内では批評家、研究者、図書館関係者といった専門家たちに絶賛されると同時に、読者にも愛されてベストセラーとなり、携帯版や3作が1冊にまとまった「完全版」も出版されている。また、現在では22カ国で翻訳出版されている。