原題 | The Encyclopedia of New Wave |
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著者 | Daniel Bukszpan |
分野 | エンターテイメント/音楽 |
出版社 | Sterling |
出版日 | 2012/5/1 |
ISBN | 978-1402784729 |
本文 | トーキング・ヘッズ、ブームタウン・ラッツ、ブロンディ、エルヴィス・コステロなどのロックバンド、ロックシンガーが勢ぞろいした1冊。多くのファンを持つ「Encyclopedia(百科事典)」シリーズの最新作である本書は、1970年代後半から80年代初頭にかけて世界的に流行したロックのジャンル「ニューウェーブ」がテーマである。始まりはさほど積極的ではないムーブメントだったが、ブリティッシュ・パブロックからエレクトロニカ、シンセポップ、スカ(ジャマイカ発祥の音楽)にいたる幅広いスタイルの普及に貢献し、ファッションや芸術はもちろん、ポップス(ポピュラー音楽)の歴史の流れを大きく変えた。 シンセサイザーなどのデジタル機材による電子音楽のイメージが強いニューウェーブを代表する150組以上のアーティストがアルファベット順に特集されている。デュラン・デュランやポリスなどのヒットバンドはもちろん、フライング・リザーズやカジャグーグーなどの一発屋の存在も、このムーブメントを語る上で忘れてはならない。また、マルコム・マクラーレンやブライアン・イーノという、当時の影響力のあった音楽関係者も取り上げている。 ディーボのメンバーであるジェラルド・キャセールによるまえがきと、著者による序論からは、ニューウェーブの定義と、その適用範囲を学ぶことができる。 皮肉をきかせたユーモアたっぷりの口調で綴られるエピソードに加え、「ばかげた髪型のニューウェーブバンドベスト10」、「変わったニューウェーブシングル盤ベスト10」などのランキング特集は、この時代を知らない読者も楽しめるはずだ。 |