原題 | Alzheimer’s Disease: What If There Were a Cure? |
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著者 | Mary T. Newport, M.D. |
分野 | 自然科学/医学/健康/食事療法 |
出版社 | Basic Health Publications |
出版日 | 2011/10/7 |
ISBN | 978-1591202936 |
本文 | 著者は新生児専門医として働く一方、2000年以降、若年性アルツハイマーに罹患した夫スティーヴの介護を続けている。アルツハイマーはいまだ原因も不明で、有効な治療法はないとされているが、夫の症状が悪化しはじめたとき、著者は徐々に失われていく記憶や人格をできるだけ長くとどめておく方法を探し求めた。その結果、脳の代謝に関わる中鎖脂肪酸とそれを含むココナッツオイル、さらに、アルツハイマーとは「III型糖尿病」ではないかという仮説にたどり着く。そして、スティーヴにココナッツオイルを与えたところ、驚くべき変化が起こった。 第1部では、互いに慈しみながら、アルツハイマー病と向きあってきた夫婦の足跡が、第2部では、なぜココナッツオイルがアルツハイマーに有効だったのかについての理論的な裏づけが示されている。第3部では、治療法として期待できるココナッツオイルやMCTオイルを食事に取り入れる際の注意点などについて、より具体的に述べられている。 アルツハイマーに関わるすべての人たちにとって、本書は「希望の光」となるだろう。 |