原題 | The Family That Couldn't Sleep: Unravelling a Venetian Medical Mystery |
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著者 | D.T. Max |
ページ数 | 336ページ |
分野 | ノンフィクション/医学 |
出版社 | Portobello Books |
出版日 | 2008/5/1 |
ISBN | 978-1846270901 |
本文 | ヴェネチアのある一族の一員であるカテリーナとその夫イグナツィオは、親族を失いながら、一族を悩ませているプリオン病、致死性家族性不眠症(FFI)について調べている。しかし、プリオン病は解明されていないことが多く、いまだに治療法はない。 200年もの間、ヴェネチアの高貴な一族を苦しめている致死性家族性不眠症。パプア・ニューギニアの一部の部族を襲ったクールー病。ヨーロッパで発生したヒツジのスクレーピー。イギリスで最初に確認された狂牛病。アメリカ西部で発見されたシカの慢性消耗病。これらはすべてプリオン病である。プリオンは普通のタンパク質が変異したもので、脳を変性させ、動物や人を死に至らせる。自身も慢性の神経疾患に侵されている著者が、さまざまなプリオン病の歴史と現状をミステリー仕立てで描き出す。 |