原題 | Flotsametrics and the Floating World: How One Man's Obsession with Runaway Sneakers and Rubber Ducks Revolutionized Ocean Science |
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著者 | Curtis Ebbesmeyer, Eric Scigliano |
分野 | 水文学/海洋学/環境学 |
出版社 | Smithsonian Books |
出版日 | 2009/3 |
ISBN | 978-0061558412 |
本文 | 1990年、韓国からロサンゼルスへ向けて航行していた貨物船が転覆し、およそ6万足ものスニーカーが海へばらまかれてしまった。本書の著者であるエベスメイヤー博士は、ある日海岸に流れ着いたこのスニーカーをきっかけに、海洋学の世界へ本格的に足を踏み入れることとなった。 博士によると、ビーチに漂着する「ごみ」を研究することで、世界の海流や歴史上の航路などが理解できるという。博士が語るのはただのごみではなく、メッセージが入った瓶だったり、棺や遺体だったり、遥か遠いところで転覆した船の積み荷だったり、ロマンや想像をかきたてるものばかりだ。巻末の付録も充実しており、海洋渦(gyre)からメッセージボトルの種類、都市伝説の類まで、幅広く紹介して読者を楽しませてくれる。 |