原題 | The Story of Sushi: An Unlikely Saga of Raw Fish and Rice |
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著者 | Trevor Corson |
ページ数 | 416ページ |
分野 | 食/歴史/ドキュメンタリー |
出版社 | Harper Perennial |
出版日 | 2008/9/2 |
ISBN | 978-0060883515 |
本文 | 本書では、アメリカで初の寿司職人養成スクールを舞台にしたドキュメンタリーと、寿司についての歴史的考察や解説を織り交ぜながら、「寿司」という食べ物が生まれ、海を渡り、アメリカ人に受け入れるまでが描かれる。 寿司職人養成スクールには、さまざまな国籍の生徒たちが寿司職人を目指して集まって来る。料理初心者のケイトを中心に、日本人のタクミ(西尾拓美)を含めた多様なバックグラウンドを持つ生徒たちと、アメリカへの寿司文化の普及に大きく寄与したトシをはじめとするスクールの講師たちが日々奮闘する姿は、成長物語としても楽しめる。 また、著者は、海の食用生物の生態と自然史を探求し、19世紀の東京で、「寿司」という名の安いファーストフードとして再び息を吹き返したインドシナ料理の歩みを魅力たっぷりに語る。このおよそ思いつきもしない不思議な食べ物が、いかにしてアメリカ人の心をとらえ、今後も彼らの文化の一部として存在していくのか。 思わず引き込まれるさまざまな人の決意の物語に、驚きの食品科学、徹底的な調査、刺激的な文化史を織り交ぜた、バラエティーに富んだバイキング形式の一冊。 |