原題 | Golf's Three Noble Truths: The Fine Art of Playing Awake |
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著者 | James Ragonnet |
ページ数 | 229ページ |
分野 | スポーツ/仏教 |
出版社 | New World Library(アメリカ) |
出版日 | 2010/4/6 |
ISBN | 978-1577319023 |
本文 | 悟りに至るまでの7年間、仏陀は苦行を続けた。同じことを、著者は30年以上もゴルフコースの上でやってきた。そしてたどり着いた答えは、「成長」という2文字。本書が目指す、すみずみにまで注意が行き渡り、意識が研ぎ澄まされた「目覚めたプレー」をするゴルファーになるには、人としての成長が欠かせない。 本書で取り扱っているのは、正しいスクラッチプレーヤーになるためのスウィングの仕方や、パッティングのコツではない。広く言えば、人間的に「成長」するということである。著者は、すべてのゴルファーに求められるものは「気づき」、「調和」、「一体化」という3つの概念だとし、わかりやすい例話と実践練習を通して、持っている潜在能力を引き出すための方法を教えてくれる。 全体的に仏陀の教えが色濃く反映され、念入りに考えられて作られたエッセイ形式になっている。どの話も単純明快で、人間の心に深くしみわたる内容だ。読めばすぐにゴルフが上達するというわけではないかもしれないが、いつかきっとプレーがうまくなっている自分に気づくだろう。何より、プレーをする喜びがとても大きくなるはずだ。 |