原題 | Tofu |
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著者 | Russell Thomas |
ページ数 | 240 |
分野 | 文化、生活、歴史 |
出版社 | Reaktion Books |
出版日 | 2024/10/01 |
ISBN | 978-1789149531 |
本文 | 素人目には豆腐ほど刺激のないものはない。豆腐は通常、砕いてゆでた大豆を固めた無味のベージュ色の塊にすぎないとみなされがちだ。しかし、豆腐にはそれ以上のものがある。何十年もの間、ベジタリアンの変わり種食材ぐらいにしか思われていなかったこの四角い食材に注目が集まっている。豆腐の歴史は、古代の創造神話や墓の壁画、漢詩や日本の仏教料理を経て、ソ連の強制送還やアフリカ大陸での権力闘争など世界中に影響を及ぼしている。本書では、豆腐の中国以外のルーツ、その無数の種類、広東語で「豆腐を食べる」という言葉が侮辱を表すのはなぜなのか、ということや、今日の環境への影響にいたるまでが書かれている。 |