原題 | Metabolism Makeover |
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著者 | Megan Hansen (Author) |
ページ数 | 192 |
分野 | 生物、食物栄養、生活、フィットネス |
出版社 | Girl Friday Books |
出版日 | 2023/06/15 |
ISBN | 978-1736357989 |
本文 | アメリカのダイエット人口は4千5百万、その市場規模は730億ドルといわれている。ダイエットといえば計量、除外、食事制限、運動と相場が決まっているが、結局のところほとんどが失敗に終わってしまう。それでもダイエットにこだわってしまうのは、初めてダイエットをしたときにたちまち体重が減ったという成功体験が脳に正の記憶として刻み込まれ振り払うことができないからだ。それに体のことはよくわかっているはずの栄養士たちも成功することなどほとんどない減量計画を進めるよう教え込まれている。世界中で、ダイエット業界の影響力は強力こともあり、教育制度にさえ影響している。 筆者は従来のカロリー計算やその他の守るべきルールなど捨て去り、自分を満足させてくれるのはどの食べ物か、食欲を呼び起こしてしまう食べ物は何か、ワークアウトの後でエネルギーのもとになるのはどの食べ物か、夜ぐっすり眠るのを助けてくれる食べ物は何か、などを見つけることを考えた方がよいという。そうすることによって筆者は減量に成功しただけはなく、その過程で食べ物や自分の体との結びつきを改善することができたのだ。 まずはメタボリズム、体内の代謝の働きを理解しよう。そのうえで重要な6つの柱、血糖値コントロール、筋肉、運動、ストレスマネージメント、良質な睡眠、健康的な内臓についての科学的な知識とそれをいかに生活のスタイルに合わせて取り入れるかについて学ぶ。さらに長期にわたる減量にあたって意志の力に頼るのではなく潜在意識に訴えかける。食欲が湧き起こる前にそれを察することができるように情報に基づく直感的摂食方法を利用する。次善選択の枠組みを取り入れてダイエット危険地帯(例えば旅行や休暇のような)に踏み込んでしまっても対応できるようにする。体の働きを理解することによって私たちは新しい次元の自分になることができるのだ。男性でも女性でも、若者でも老人でも、ビーガンでも妊婦でも誰でも大丈夫。さあ、このクラスにサインアップして体との関係を取り戻そう。 |