原題 | The Five Lost Superpowers |
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著者 | Andrew Reid (Author), Corena Chase Lynae Steinhagen (Author) |
ページ数 | 136 |
分野 | 社会、心理、自己啓発 |
出版社 | Lioncrest Publishing |
出版日 | 2021/08/22 |
ISBN | 978-1544522944 |
本文 | 誰でも子どもの時はスーパーパワーを持っている。それは成長と共になくなってしまいがちだが、実はそれはただ姿を隠しているだけで、再び活性化され、隠れた力を発揮する機会を待ち構えているのだ。 好奇心、レジリエンス、自分らしさ、思いやり、遊び心。これらが、成長するにしたがって弱められてしまう5つのスーパーパワーだ。かつては1時間に100個もの質問を大人たちに浴びせかけていた子どもでも、いっぱしの大人になるとわからないことを聞くのをためらってしまう。子どもは他人の目など気にせず素の自分をさらけ出してはばからないし、見知らぬ人にも平気で声をかけ助けたり手伝ったり慰めたりする。こうした行為はなぜ大人になると消えてしまうのだろうか。 筆者は、こうした力がなぜ大人の世界にそぐわないと判断されてしまうかを説明しながら、これらの力をもう一度活性化させ、最良の自分を解放する方法を本書で明らかにしている。 リーダーとしてぜひ発揮したい5つのスーパーパワー。その手掛かりを具体的にツールベルトとしてわかりやすく説明している。さらに最近の研究の成果もふまえ社会学的・心理学的見地からのアドバイスも豊富だ。本文中にはそれぞれの力をイメージさせるコミックのスーパーヒーローたちも登場する。普段は平凡な新聞記者が電話ボックスに飛び込むやいなや、万能のスーパーヒーローに早変わりするかのように、人々が失った力を取り戻して、実世界のヒーローとして返り咲いてほしいというのが筆者の願いだ。 |