原題 | GECE PARLAYAN (Moonlight) |
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著者 | Tuba Kumas & Ahmet Uzun |
ページ数 | 48 |
分野 | 絵本/フィクション |
出版社 | Uçanbalik |
出版日 | 2021/09/29 |
ISBN | 978-9755873626 |
本文 | 「雲の丘 (Cloud Hill-)」に住む少年グレイは、暗闇が大のにがて。昼間は夢のスケッチをしてすごし、夜には家じゅうの灯りをつけなければ気がすみません。だから、夜空をてらしてくれるお月さまのことが大すきでした。ところがある日、悪者の大きなオオカミが空にあらわれて、月をおおいかくしてしまいます。あたり一面まっくらやみに包まれて、グレイは、とほうにくれてしまいますが、いつまでもおびえているわけにはいきません。おもいきって、グレイは屋根の上にとびだします。オオカミと闘うことにしたのです! そのとき、見おぼえのある顔が見えました。グレイが夢のスケッチにかいた男の子にそっくりの子です。闇はどんどん深くなり、オオカミが群れになっておそいかかってきます。グレイと男の子は、力をあわせてオオカミをやっつけることができるのでしょうか……? 夜がこわいと感じる子どもはいつの時代もたくさんいることでしょう。大人だって、身に覚えのある人がたくさんいるはずです。2019年Tudem Library Awards第三位に入賞した本作は、そんな読者に勇気を分けてくれます。主人公と一緒にオオカミと、恐怖心をやっつける冒険に出てみたら、きっと夜もこわくなくなることでしょう。 夜の読み聞かせにもぴったりの一冊。 |