原題 | The Unapologetic Woman |
---|---|
著者 | Dr. Danita Johnson Hughes |
ページ数 | 224 |
分野 | ビジネス自己啓発、心理学 |
出版社 | Vitality Ventures Press |
出版日 | 2016/09/01 |
ISBN | 978-0997212402 |
本文 | 「すみません、質問してもいいですか?」「すみません、問題が起きて」「すみません、遅れてしまって。理由は…」 すみません(I'm sorry)は、よく使われるつなぎ言葉だ。しかし、自分に非がない場合でも反射的に「すみません」と言いすぎていないだろうか? そんな「すみません症候群(Sorry syndrome)」は、特に女性に多い。 女性リーダーの場合、不要な謝罪の言葉の繰り返しは自己肯定感や職場での信頼を傷つけ、成功の妨げになる。自身もビジネスリーダーとして活躍する著者が、「すみません症候群」の問題を軸に、女性が職場で輝く方法を紹介する。 女性リーダーがぶつかりがちな障壁は、自分が原因の問題(例:自信がなくリーダーシップを発揮できない、休むことに罪悪感を持ちストレスを溜める)、外部の問題(例:いじめ、職場でのコミュニケーション問題)など様々だ。本書では思考パターンを変えて自己肯定感を高める方法や、壁を乗り越えるための具体的なテクニックが豊富に示される。著者からの主なメッセージは次のようにまとめられる。 ・間違ったことをしていないのに「すみません」というのはすぐ止めよう。 ・仕事上の課題はあって当然、自信を持って取り組もう。 ・人生の目標を見つけて追い求めよう。 ・女性同士のトラブルは多いけれど、支えてくれる優れた女性も必ずいる。 ・女性は嫌がらせの問題にあいやすい。続くようならきちんと相談を。 ・罪悪感を持たずに休み、ストレスを解消しよう。 ・変化をポジティブにとらえよう。 ・多様なメンバー間の問題を把握するのがリーダーの大切なスキルだ。 ・力を持つのはわくわくすること。 ・成功に近道はない。情熱を持ち、他の人を助けながら仕事を楽しもう。 ・賢いリーダーは優れたコミュニケーションを行える。 ・「すみません症候群」は治せる! ポジティブな強いメッセージと、経験や事例に基づいた具体的なアドバイスが、仕事に関して悩みを抱えた女性の助けになるはずだ。 |