原題 | MAKE IT CLEAR |
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著者 | Patrick Henry Winston |
ページ数 | 360 |
分野 | 自己啓発 |
出版社 | The MIT Press |
出版日 | 2020/08/25 |
ISBN | 978-0262539388 |
本文 | 会議でプレゼンテーションをすることがありますか。込み入った話題について、その分野の知識がない人たちに説明する機会はないですか。商品やアイデアを売り込むことがありますか。自分がとても面白いと思う題材について、ホールを埋めた気もそぞろの学生たちが興味を持つように講義したいと思いませんか。本書はそんな読者にピッタリです。ここにはコミュニケーションのやり方、すなわちあなたの考えを伝えるための話し方や書き方が詰まっています。筆者は40年以上も学生たちにこのようなテクニックを教えてきたMITの教授です。まずは基本から。自分の声を聴き、考えをまとめ、話したことが頭に残るよう工夫を凝らし、批評を仰ぎます(お手柔らかにしてもらいましょう)。それからもっとこまごまとした注意点、例えばスライドの作り方や、文章の作り方や手直しの仕方、さらにフォントにまで話は及んでいます。 書くにしろ話すにしろ、まず最初に相手をやる気にさせるような保証を与えることが大切なのです。私の話を聞けば、この本を読めば、「こんなことができるようになりますよ」という見込みです。まずは手の内をさらすわけです。さらに自分の考えを伝えるために本書ではVSN-Cモデル(Vision, Step, News, Contribution)を、そして読者や聴衆の記憶に残るようにするため、スローガン(Slogan)、シンボル(Symbol)、卓越したアイデア(Salient Idea)、サプライズ(Surprise)、実話(story)の5つのS(Winston’s Star)の活用を提案しています。 コミュニケーションの手法についてここまで細かく懇切丁寧に書かれた本はあまり多くありません。プレゼンテーション、報告書、エントリーシート、ポスター、推薦書、ブログなど、あらゆるものに応用できます。社会人も学生も必携の一冊です。 |