原題 | Like Pickle Juice on a Cookie |
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著者 | Julie Sternberg |
ページ数 | 128 |
分野 | 児童書(小学校低~中学年向け) |
出版社 | Amulet Books |
出版日 | 2011/4/1 |
ISBN | 978-0810984240 |
本文 | パパとママと暮らす8歳の女の子エレノアが、さまざまな経験を通じて成長していく3部作の1作目。 小さいころからなついているベビーシッターのビビが父親の介護のために実家のフロリダに帰ってしまう。共働き家庭で一人っ子のエレノアにとって、いちばん身近な存在だった大好きなビビ。そのビビが遠くに行ってしまうなんて。受け入れたくない。でも、病気のお父さんのそばについていてあげたいというビビの気持ちもわかってあげなくちゃ……。相反する気持ちを整理できないまま、ビビのいない夏が始まった。 何をしても、どこに行っても、ビビとの思い出がよみがえり悲しくなってしまうエレノア。そんなある日、ビビの代わりに新しいベビーシッターを雇うことになる。今度のシッター、ナタリーは、ビビよりも若くてポニーテールが似合うステキな女性。それなのに、エレノアは、ナタリーのすることなすこと何でもビビと比べては、つまらない反抗をしてしまう。素直になれない自分に戸惑いながらも、夏の間、ナタリーと多くの時間を過ごす。一緒にボードゲームをしたり、ビビからの手紙を待ちながら家の前の通りでレモネードスタンドを開いたり。ナタリーのきれいな髪を結んであげたり、花の写真を撮りに街に出かけたり……。エレノアのビビへの思いを尊重しながら、決して踏み込みすぎることなく絶妙な距離感で寄り添うナタリー。いつしかエレノアの心のもやもやは消え、ナタリーとの新しい日々を楽しめるようになっていく。 9月からの新学期。3年生に上がるエレノアは、新しい担任の先生や新しい勉強にわくわくしながら、ちょっぴり不安も。ナタリーやパパママ、大好きな親友のパール、そして、ビビからの心のこもった手紙に支えられながら、エレノアの毎日は続いていく。 |