原題 | What Foreigners Need To Know About America From A To Z: How to understand crazy American culture, people, government, business, language and more |
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著者 | Lance Johnson |
分野 | 文化/ビジネス/語学 |
出版社 | CreateSpace Independent Publishing Platform |
出版日 | 2012/07/03 |
ISBN | 978-1478131359 |
本文 | 本書は、仕事や学校のため、または旅行で米国へやってくる外国人のための、米国と米国人のありのままの姿を紹介するガイドブックだ。 著者が海外で教師をしたり、旅行で訪れたりした際にいつも驚いたのは、外国の人々が持つ米国のもの全て(言語、政府、国民、音楽、映画、そして外国でのマイナスイメージまで)に対する好奇心だった。彼らは著者に様々な質問をする。 英語の文法は、どうしてもっと一貫したものではないのか? どうして米国は世界の警察を自負しているのか? 米国人はなぜ自分たちが他の国々より優れていると思っているのか? なぜ、外国人が嫌いなのに、戦争が好きなのか? なぜ、富を他の国々と分かち合わないのか? なぜ、みんなデブででっかい車に乗っているのか?(この2つは関係あるのか?) なぜ、ちょっとしたことで(肝心なときには謝らないのに)”Excuse me”というのか? こうしたやりとりを何年も続けた末に、著者は彼らに勧められる、米国の全てが簡単に説明されている本はないのかと思い、探してみた。しかし、そんな本は見つからなかったので、それならば自分で書こうと思い立った。そして、自分にこう言い聞かせた。米国の真の姿を学びたい外国人のために、シンプルな言葉使いと文章で、読み易く楽しい本でなければならない。 本書はAからZまでの26章で米国と米国人の全体像を描き出す。それが4冊の本に分かれていて、Book1(A〜G、遺産)では米国を米国たらしめた歴史的背景を明らかにする。Book2(H〜T、米国文化)では、習慣や礼儀作法、考え方、教育など米国人の日常を描く。最後のBook4(Y〜Z、言語)では、英文法、英会話、英作文、コミュニケーション能力などの向上のための実用的な方法を紹介する。 そして本書Book3(U〜X、ビジネス)では、米国企業で働く人、米国で起業したい人、米国内で働きたい人などのために、米国のビジネスを取りまく環境、仕組み、慣習を解説している。 本書が提供しているのは読者それぞれが米国についての知識を積み上げて行くための土台となるものであり、そのための手助けとなるもの、例えば、一般的な格言と慣用句や役立ちそうな書籍や新聞や雑誌、それにウェブサイトや映画、著者自身による本書の活用法、そして、実際に米国で成功している外国人なども紹介されている。 |