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原題	The Rainbow Troops
著者	Andrea Hirata
ページ数	478ページ
分野	小説／自伝
出版社	Bentang Pustaka
ISBN	978-9791227841
本文	天然資源が豊富なインドネシアのベリトン島は貧富の差が激しく、教育にも差別がある。貧しい家庭の子供は働き手として期待されており、教育を受けるべく学校へ通うこともままならない。そんな中、島内のイスラム系の小学校は、10人の新入生が集まらなければ廃校することになってしまう。そして集まった、個性豊かなギリギリ10人の子供たち。彼らを受け持つ女性教師は、子供たちの教育を守るため、たゆみない努力を続ける。その指導により、10人の子供たちはいつしか「The Rainbow Troops」と呼ばれるようになり、困難に遭いながらも未来に向かい、希望を持って成長していく。本作は著者の少年時代の実話で、高齢となり、病床に伏した恩師に宛てて書かれた600枚の手紙が出版され、ベストセラーとなったものだ。読者は、本書にある子供時代の友情の美しさ、愛情の素晴らしさ、教育への活力に引きつけられるだろう。学びに対する欲、盾となる教育者。ここには、今私たちが失いつつある本物の教育の場がある。 2008年にインドネシアで映像化され、2009年のベルリン国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭でも高い評価を得た作品。

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