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原題 Mindfulness in the Workplace: An Evidence-based Approach to Improving Wellbeing and Maximizing Performance
著者 Margaret A. Chapman-Clarke
分野 ビジネス/心理学
出版社 Kogan Page
出版日 2016/5/28
ISBN 978-0749474904
本文 マインドフルネスとは、今この瞬間の自分自身の気持ちや身体、そして体験に意図的に意識を向ける心のあり方であり、それらをありのままに受け止め、心身の総合的な健康を目指すものである。学術分野でも一般の人々の間でも近年急激に注目を集めており、たとえば、英国国立医療技術評価機構(NICE)では、2004年から反復性うつ病の治療法としてマインドフルネス認知療法(MBCT)を推奨している。

本書は、そのマインドフルネスを正しく理解し、職場に適用するための実践的な情報をふんだんに提供する。特筆すべき点は、心理学者である著者が、さまざまな現場の多様な同業者に寄稿してもらっていることだ。マインドフルネスを適用することによって個人や職場がどのように変わったのか、どのような苦労があったか、どのような知識が得られたか等、それぞれの実体験に基づく数多くのケーススタディは非常に有益である。

読者にあらゆる実践的な視点と知識を提供する実用的なガイドブック。