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原題 Sweets and Candy: A Global History
著者 Laura Mason
分野 歴史/文化
出版社 Reaktion Books
出版日 2018/4/16
ISBN 978-1780239279
本文 楽しい形。魅惑的な味。うっとりする食感。アメ、ガム、ヌガー、マジパン、ボンボンなどの、甘くて、小さくて、指でつまんで食べられる、砂糖を主体とするお菓子は、イギリスではスイーツ、北アメリカではキャンディと呼ばれ、世界中であらゆる世代に愛されている。

ささやかな存在に思えるが、こうしたお菓子は、実は何世紀にもわたって社会的、文化的に重要な役割を果たしてきた。その起源をたどると、アラブの国々で砂糖が薬として使われていたことにつながる。そして、砂糖の起源は古代インドにまでさかのぼる。

本書では、色とりどりの図版とともに、中東のハルヴァから、イランのトーハン、トルコのロクム、インドのガジャック、日本の干菓子まで、驚くほどたくさんの砂糖菓子を紹介していく。そして、世界中のさまざまな文化において、それらがどのように作られ、食べられ、愛され、どんな意味を持ってきたのかについて、興味深いエピソードを披露する。

巻末には、家庭で試せるおいしいレシピも収録。