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原題 Breaking Up with Busy: Real-Life Solutions for Overscheduled Women
著者 Yvonne Tally
分野 暮らし・女性
出版社 New World Library
出版日 2018/4/17
ISBN 978-1608685257
本文 「何で私はこんなに忙しいのだろう」「こんなに忙しくて何の意味があるのだろう」心のなかで薄々そう思っている女性は少なくないのでは?

著者曰く、今や「忙しいの」というフレーズは、「うまくやってるわ」ということを意味する。女性が忙しくあることを求めるこのご時世では、忙しくない女性は重要でない人、さらには怠け者だとみなされてしまう。忙しさは偽物のブランド品のようなもので、一種奇妙なステータスともいえる。しかし、忙しくあり続けることに実際どれだけの価値があるだろうか。

著者は、ライフスタイルコンサルタントでありながら、過密スケジュールのためにパニック障害で倒れたことで、自身のライフスタイルを見直した。そして、忙しくなりすぎるのは単なる癖ではなく、女性は仕事も家庭もすべて完璧にこなせるはず、すべてを得なければならない、という思い込みがあるからだと気付いた。

そこで本書では、まず忙しい女性たちの「あるある」事例を取り上げ、自身が忙しすぎることに気づかせるところから始める。そして、忙しさと別れる必要があるサインとして、

・家族の誰かが時間を要する頼み事をしてきたときに、それをしばしばアウトソースする
・多すぎる用事をこなしているのに、何も十分にできていないという感覚がある
・1日1回は立ったまま、もしくは他のことをしながら食事をとる

といった例をあげ、忙しさを手放すための処方箋を示す。

忙しくて気が狂いそうなのはあなただけではない。そして、その忙しさに拘束され続ける必要はないのだ。