ブックレビュー
| 原題 | Wild Knowledge: Outthink the Revolution |
|---|---|
| 著者 | Anders Indset |
| 分野 | ビジネス |
| 出版社 | LID Publishing |
| 出版日 | 2017/5/25 |
| ISBN | 978-1911498230 |
| 本文 | 私たちが暮らし、ビジネスをしているのは、テクノロジー化によって絶え間ない変革が訪れる時代だ。そうした時代を生き抜くために必要なもの、それが「ワイルド・ナレッジ」である。ワイルド・ナレッジとは、自然のままの状態にある情報や学び、体験のことであり、私たちの生活のなかにあふれ、私たちの心のなかを駆け巡るものだ。 今ほど哲学が必要とされている時代はない。量子コンピュータは社会を変える兆しを見せ、ロボットやAIも進化を続け、2060年には人間がする仕事の半分が失われるといわれている。だからこそ私たちは、ロボットやゾンビではなく、人間であるために必要なものに気づき、それを育んでいかねばならない。自分自身の価値観やモラルの基準に基づいて、正しいことを選ぶ意識的存在であるべきなのだ。また、どんな知識が未来に役立つのかを見極める力をつけなくてはならない。テクノロジーの「悪しき叡智」によって、学んだり考えたりすることをやめてはいけないのだ。 本書は、自らの知識を疑うビジネスパーソンにとって、思考の糧となる。これまでとは違う考え方を身につけ、変革に人生をコントロールされるのではなく、さらなる変化を受け入れよう。いかに変革の先手を打つか、考え出すのはあなただ。 |
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