原題 | The Happiness Curve: Why Life Gets Better after 50 |
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著者 | Jonathan Rauch |
分野 | 自己啓発 |
出版社 | Thomas Dunne Books |
出版日 | 2018/5/1 |
ISBN | 978-1250078803 |
本文 | 「中年の危機」、あるいは「ミッドライフ・クライシス」という表現がある。例えば、働き盛りの40代になって仕事が安定し、子どもたちもある程度成長して手がかからなくなり、住む家にも困らず、美味しいものを食べ、買いたいものを買い、余裕のある充実した日々を送っているはずなのに、なぜか空虚で鬱々とした気分になる状態だ。理由のわからないこの虚しさに、多くの人が苦しんでいる。 しかし、ミッドライフ・クライシスは病気ではない。10代の思春期とおなじ、人間の発達過程における、ごく自然で健康的な現象にすぎない。20代から30代の期間、人間の脳は競争心に燃え、自分中心の思考で幸せを探求する。50代になると、自己中心的な考えよりも周囲への感謝を感じることで満たされた気持ちになる年代へと変わるのだが、そこへたどり着くまでの40代に、誰もが価値観の「移行期」をむかえ、一時的に不安定な状態となる。 実は、40代の脳と精神の成熟期間を正しく理解しておくと、50代以降の人生が何倍にも楽しくなる。よりいっそう、満足度の高い人生後半の日々を送るため、大人の思春期のメカニズムを解き明かすのが本書だ。クライシスを経験した数十人へのインタビューを、経済学・心理学・脳科学などさまざまな学問的視点から分析する。 |