原題 | Big Love: The Power of Living with a Wide-Open Heart |
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著者 | Scott Stabile |
分野 | 自己啓発/スピリチュアル |
出版社 | New World Library |
出版日 | 2017/9/5 |
ISBN | 978-1608684939 |
本文 | 14歳のときに両親を殺害されたスコット・スタビルは、その9年後にはヘロインの過剰摂取により兄弟も亡くす。その直後、彼はカルト教団に入信し、人生を支配されるようになる。しかし、数々の苦難を通じて強くなったスコットは、愛のうちに生きることに熱を傾けるようになり、両親を殺した男を許し、ドラッグ中毒だった兄弟へは慈悲の気持ちを抱くようになる。そしてついには、13年間続いたカルト教団の支配からも脱却する。 スコットは、世界中の人々に愛の素晴らしさを伝えようと考え、Facebookを始める。ポジティブなメッセージが詰まったページはすぐに反響を呼び、多くのファンを獲得。ところがある日、ある女性が彼の投稿にこう書き込んだ。「誰もがあなたのようにいつも幸せでポジティブっていうわけじゃないのよ、スコット。もがき苦しんでいる人だっているの」。彼は、人々に勇気を与えるために、幸せを感じてもらうために投稿していたつもりの自分の言葉で、逆に傷ついたり落ち込んだりしてしまう人もいることを知った。 それからは、自分自身についてすべてを正直に書くようになった。両親や兄弟のこと。同性愛者であったこと。愛の素晴らしさを伝えると同時に、自分が抱える不安や恐怖、寂しさといった負の感情も正直に伝えた。すると、ネットのコミュニティはそれを暖かく受け入れ、「自分だけじゃないことを知って、楽になった」というコメントが多くなった。 スコットは本書でも、自身の経験や人生の転機を、正直に、ときにユーモアたっぷりにつづっている。どんな状況にあっても、愛が人生を導く普遍的な力であることを伝えようとする彼の言葉は、ただの綺麗ごとではなく、乗り越えてきたさまざまな苦労に裏付けされているだけに、誰の心にも響く説得力を持っている。 |