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原題 Leica M: 1954 bis heute/ until today
著者 Günter Osterloh
分野 技術工学/アート
出版社 Heel
出版日 2016/1/5
ISBN 978-3958431324
本文 今なお多くのファンから支持を得ているM型ライカ。M型のMはドイツ語の「Messsucher(レンジファインダー)」からきていて、そのコンセプトは、60年以上変わらずに今も息づいている。本書では、自らM型ライカの誕生に携わり、開発に関わったほぼすべての人を個人的に知る著者が、M型ライカについて詳細に解説する。

まず、1954年の初代から今日までのアナログ機種を概観し、それぞれのモデルの特徴を紹介。そして、誕生以来、変わらずに支持されてきたさまざまな仕様――ファインダーやシャッター、巻き上げ、測光方式など――について、設計図や開発当時の貴重な現場写真といった豊富な図版を交えて説明する。

さらに、M型ライカのレンズ開発の歴史や技術、ライツ社、ライカ社の創業の歴史、ライカ・カメラが出版や広告、展示などを通して、いかに社会や個々のユーザーと関わってきたかなども取り上げ、最終章では、2006年に登場したM型ライカのデジタルカメラについて詳説する。

M型ライカ60年、ライツ社・ライカ社90年の歴史の総決算ともいえる本書は、ライカファンはもちろん、すべてのカメラ愛好家に喜ばれるだろう。

なお、原書はドイツ語と英語のバイリンガル表記となっている。