原題 | Walking with the Sin Eater:A Celtic Pilgrimage on the Dragon Path |
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著者 | Ross Heaven |
ページ数 | 288ページ |
分野 | 文化/伝承/シャーマニズム |
出版社 | Llewellyn Publications |
出版日 | 2010/1/8 |
ISBN | 978-0738719160 |
本文 | 著者の霊的指導者であるアダムが姿を消してしまった。アダムは著者に、今では失われた罪喰いの儀式やケルトの伝統を教えてくれた人物だった。初めはアダムを探すために旅に出た著者だったが、それはだんだんと、不思議な自己発見の巡礼へと変わっていく。 ケルトのシャーマンに伝えられてきた儀式や民間療法をまとめた『The Sin Eater’s Last Confessions』の続編。「罪喰い人(sin eater)」とは、生前に罪を犯した人の罪を食べ、自らにその罪を引き受け、故人を救う役目を果たしていた人々のことだ。 ケルト人は、全盛期にはヨーロッパ全土から小アジア、スラブ圏にまで広がっていた有力な民族であり、独自の世界観や宗教観を持ち、優れた知恵や美術を有していたが、それらはほとんど口承で伝えられたため、多くが謎に包まれている。ヨーロッパでは古くからケルトを題材にした物語、美術、音楽が作られており、本書は、神秘的かつ不思議なケルトの姿を見せることで、読者を楽しませる。同時に、古の英知も詰め込まれているので、それを知ることで、読者は自身の抱える問題を新たな視点で考えることができるだろう。 |