原題 | Maailmanhistorian kukoistavimmat kaupungit: Eli miten erilaisuuden sietäminen synnyttää vaurautta ja sivistystä(仮英題:Be My Guest!: How Nine Cities in World History Profited from Accepting the Differences) |
---|---|
著者 | Ari Turunen |
分野 | 社会/歴史 |
出版社 | Into Kustannus(フィンランド) |
出版日 | 2015/8/1 |
ISBN | 978-9522646255 |
本文 | 人は一般的に、外見や考え方が異なる人々を避けようとするものだ。しかし過去の歴史において、言葉や習慣が異なる人々を自然に受け入れていた場所が存在する。そのような街には人が集まり、新たな発見が生まれ、人々は裕福になった。街の持つ社会的、経済的な魅力が、才能ある人々をも引きつけていたのだ。 本書では過去のさまざまな都市の例から、他者を認める寛容さが豊かさや文化の繁栄につながったしくみを読み解く。ミレトスで男女が平等であったのはなぜか。なぜ世界初の図書館はアレクサンドリアにできたのか。なぜバグダッドでもアムステルダムでも、異教徒の難民を受け入れていたのか。サンフランシスコのベイエリアに集まったヒッピーたちは、どんな利益をもたらしたのか。 これらの都市に見られたのは、異なる人々や考え方を受け入れるという態度だ。その輝かしい時代はどのように始まり、またどのように終わったのか。さまざまな価値観が衝突し、不安定な状況をもたらしている現代に生きる我々は、その歴史から何を学ぶことができるだろうか。 *英語のサンプルチャプターがあります。 |