『ゴジラ・松井先生』と米国人学生が、日本語でキャッチボール! |
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(11月15日)ニューヨークで、ジャパン・ソサエティーのトヨタ語学センターによる同窓会イベントが開催され、NYヤンキースの松井秀喜選手が「特別日本語教師」として参加した。 ジャパン・ソサエティーは、日米間の友好関係を深めることを目的に、1907年に創立された民間非営利団体。芸術・文化、教育、国際政治・経済など、広範囲の分野における講演、シンポジウム、展覧会など様々なプログラムを主催している。 (左から)司会役の日本語教師・相沢裕子先生、松井先生、 学生代表として通訳を務めたヒュー・セルビーさん。 |
今回のイベントには、トヨタ語学センターで日本語を学ぶ学生、卒業生ら約300人が出席した。「本日はお会いできてうれしいです。皆さんの日本語の勉強に役立てるように頑張りたいと思います」という「松井先生」の挨拶に続いて、ベテラン教師の相沢裕子先生が「さぁ手を上げてください!」と合図。会場からは矢継ぎ早に手が上がった。学生らは興奮や緊張の混ざった面持ちで、「こんばんは、松井先生」と切り出し、それぞれ日本語で質問を投げかけた。 参加者の人種、年齢、また日本語レベル(12段階)も様々で、質問のバラエティーは、好きな食べ物やスポーツを尋ねる単純なものから、日米の野球比較や社会問題に関するものまで多種多彩―「大リーグの魅力は?」「仲良しのチームメートは?」「球場でファンの声援は聞こえる?」「差別を受けたことは?」「ホームシックになる?」 「ゴジラの他に、ニックネームとして『ウルトラマン』は?」。また、当日は松井選手にとって、ヤンキースとの再契約交渉の最終日と重なっていたため、「5000万ドルの使い道」を尋ねるタイムリーな質問もあがった。 松井選手に日本語で質問をする学生、参加者の人種や年齢、日本語レベルは様々。 松井選手と学生の全質疑応答に爆笑に次ぐ爆笑、拍手で盛り上がる会場。 ●「質疑応答を全部を見たい」と思う方は!!● |
約1時間におよぶQ&Aセッションは、意表をつく質問が連発し、会場は始終、爆笑に次ぐ爆笑で大いに盛り上がった。少年時代の思い出からNY生活までのあらゆるトピックを、リラックスした表情でユーモアを交ぜながら語る松井選手。そんな姿は米国の学生たちに新鮮に映った。 参加者のシンディー・チェンさんは、「質問を最後まで一生懸命聞いて、誠実さとユーモアを持って答えてくれるいい素晴らしい先生だった。個人的なエピソードをたくさん聞けて、いつもはテレビでしか見ない松井選手の人柄が伝わってきた」と感想を述べた。 どんな食べ物が好きですか? 本イベントの企画を実現させた、 特にお寿司とかお魚が好きですが・・・!! トヨタ語学センターディレクター・ 佐々玲子さん。 『 私の念願が叶った忘れられない1日となった。学生たちにとって、日本語を積極的に実践し大スターと会話ができた体験は、大きな励みになったようです。松井選手にも、普段の記者会見とは違う質疑応答を楽しんでいただけたと思います』。佐々さんは、また来年に向けて「楽しくて日本語学習に役立つイベント」をあれこれ模索中だ。 文: 明浦綾子(ジャパン・ソサエティー) 写真: Kazuko Minamoto/Ayako Akeura |
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